1月30日発売の『ROCKIN'ON JAPAN』にさユりのロングインタビューが掲載される。
TVアニメ『Fate/EXTRA Last Encore』のエンディングテーマとして書き下ろされ、2月28日にリリースされるシングル表題曲“月と花束”。この曲には彼女自身の変化が刻まれ、インタビューではさユりの「今」と「これから」のビジョンが語られている。
本誌の掲載内容からその一部をお届けする。
インタビュー=高橋智樹 撮影=北島明(SPUTNIK)
(“月と花束”の歌詞)《焼べて》って、「捨てる」みたいなことにもなるじゃないですか。「捨てる/拾う」を選ぶことができたというか。今までは受け止めて「拾う」ばかりだったけど、それを自分の中に入れていくことができたというか。今までは自分の中にあるもの、現状にあるものを描いてきたけれど、「こう生きてみます」っていう言葉を初めて歌ったっていうのは、自分でもすごく新鮮ですね。この言葉に後押しされるように、自分の声とか形ができあがっていくような感覚があって。そこを歌っていく――始まるからこそできている自分があるなっていうのを感じます
人と関わっていった時に、今までひとりだった時よりもひとりを感じたんですよね。「ああ、わかってもらえないわ」って。冷たい言葉で言うと、「わかってもらえないことが、自分の体にはこんなにあるんだ」って思って。それを初めてぐらいに自覚できて――「ああ、私、曲を書かなきゃ駄目なんだ」って思って。それが一番嬉しかったし、苦しかったです……不思議なんですけど、人と関わって、色濃くなりました。「ひとり」っていうことが
それぞれがそれぞれの「自分として生きている意味」「それぞれがそれぞれとしてあるという事実」を受け入れた時に、「正しい光り方」があるんだな、っていう確信があって。そのためには選ばなくちゃいけない、捨てなくちゃいけないっていう。今まではその「捨てなくちゃいけない」っていうのをしてこなかったんですけど、初めて(“月と花束”で《いらない》って言って。大事な言葉です
こんなに人と関わることって苦しいんだなっていう。あんまり思ってなかったけど、きっと今まではわりと「この気持ちを出したら、共感する人はいるんじゃないか」って思って形にしたっていう側面は、もしかしたら強かったのかなって、今になって考えれば思いますね
続きは2018年1月30日(火)発売の『ROCKIN’ON JAPAN』3月号で!
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