星野源、待望の新曲“ドラえもん”は『映画ドラえもん のび太の宝島』公式サイト』の主題歌として書き下ろされた。
さらに、同作の挿入歌に採用されているカップリング曲“ここにいないあなたへ”もすごいクオリティで、「イエロー・ミュージック」の現在地を示す曲となった。
2月28日発売の『ROCKIN’ON JAPAN』の表紙巻頭特集では、今作に至ったプロセス、そして、星野にとっての『ドラえもん』が語られている。その中から発言の一部をお届けする。
インタビュー=小栁大輔 撮影=YAMA 山添雄彦
自分は何者でもないということに対して、すごくつらかった子ども時代があったんですけど、『ドラえもん』はそこを迎え入れてくれるように思えて、それがすごく嬉しかったんですよね。埼玉の、ほんとに何もない場所で育って、このまま何もないまま死んでいくのかって思っていた自分に対して、「こっちにおいでよ」って言ってもらったような感覚がすごくあったんです
『ドラえもん』は、自分でもこの中に入れる、入っていいんだって思える、迎え入れてもらっているような感覚があったんですね。特に大長編の劇場版アニメを観ると、こんな自分でも冒険ができるんだ、世界を救えるんだっていう希望を持つことができたんですよね。そうやって、ほんとにいろんな人がいる作品だから、“ドラえもん”も、そのいろんな人たちを迎え入れてあげられるような曲にしたいなあと思った
(全国ツアー)「Continues」で自分がやったコンセプトと、そのツアーが明けたことも含め、今までやってきたことも踏まえて、これまでも、そしてこれからも長く続いていくであろう『ドラえもん』という作品という大河の中に、自分が一滴、音楽の要素を入れさせてもらうとして、流れのままにただ作ったというより、自分の生きている血というものを能動的に入れたかったんです
(「Continues」は)すごくいろんな人が喜んでくれたツアーだったなあと思っています。自分がやってきたこと、歴史みたいなものも踏まえてできましたし。歴史を繋いで、未来に繋げていこうっていうコンセプトにうまく乗せられたので、すごく嬉しかったんです。でも、自分としては、やっぱり昔と今を繋げているだけで、あたりまえのことをやっている感覚なんで、「どうだ、すごいだろ!」って思うこともなくて。だから、次のステージに行きたいな、ここまではひとまずやりきったっていうような気持ちにはなりました
続きは2018年2月28日(水)発売の『ROCKIN’ON JAPAN』4月号で!
●星野 源『Family Song』から約半年ぶりのニューシングル、その名も『ドラえもん』。
日本人のDNAに刻まれたテーマのなかで、彼が伝えたかった「何者でもない」我々へのメッセージとは?
新たな国民の主題歌へと昇華した、「イエロー・ミュージック」の現在地に迫る決定版インタビュー!
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●家入レオ
●雨のパレード
●Czecho No Republic
●a flood of circle
●Plastic Tree
●BURNOUT SYNDROMES
●ART-SCHOOL
●SCENE SPECIAL! BUMP OF CHICKEN
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