エイフェックス・ツインの別プロジェクト幻のアナログ盤、出資限定500名に配信

エイフェックス・ツインの別プロジェクト幻のアナログ盤、出資限定500名に配信

エイフェックス・ツインことリチャード・ジェイムスが90年代に進めていた別ユニット、コースティック・ウィンドウのテスト版アナログ盤アルバムが1万3500ドル(約139万円)で売りに出されているが、この音源が資金募集サイトのキックスターターで500名の出資者にデジタル音源を提供されることが明らかになっている。

リチャードはコースティック・ウィンドウ名義で92年と93年に『Joyrex』シリーズのEPを4枚リリースしているが、その後94年にコースティック・ウィンドウとしてのアルバムのテスト盤だけをプレスしたものの結局、リリースは見送っている。

今回その超レア盤がレコード情報サイトのディスコグで販売されることになったが、これをリチャードのレーベルのリフレックスとぜひ音源を手に入れたいというリスナー有志とで買い取る話が進んでいて、その有志をキックスターターで募るという段取りが整ったという。リフレックスとリスナー側では、リスナー側が8368ドル(約86万円)の資金を上限500名で集めるという取り決めで落ち着いていて、その勘定でいくとリスナー一人あたり16ドル強(約1650円)を負担し、その代わり全員にこのアルバムの音源をダウンロード配信するという。

買い取った後にはアナログ盤をあらためてネット・オークション・サイトのイーベイで売却し、その代金をリフレックスとリスナー有志で折半して受け取り、それぞれに希望するチャリティに寄付することになるという。なお、このアナログ盤(2枚組)はリチャードが所有しているものを含め、世の中に5部しか存在しないという。
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