スティング、資産は子供に遺さず使い切るつもりだと語る

スティング、資産は子供に遺さず使い切るつもりだと語る

1億8千万ポンド(約313億円)もの資産を誇るスティングは、財産を自分の子供たちに遺すつもりはないと語っている。

メール・オン・サンデー紙の取材を受けたスティングは子供たちには仕事をしてもらいたいと次のように語っている。

「ぼくたちは財産を使っていくつもりだから、子供たちにはあんまり残らないと言ってあるんだよ! いろいろやることもあるしね。入ってくるものはどんどん使っていくから、あんまり残らないんだよ」

「管理の煩わしい信託財産なんかそれこそ遺していくつもりはないし、ちゃんと働いてもらわないとね。このことは子供たちにもわかってもらっているし、こっちも滅多にお願いされることもないんだ。子供たちもよくやってると思うし、そのことを感謝してるよ」

「困ったことがあったらもちろんこっちから助けるつもりだけど、そんな状況になったこともないんだよ。子供たちにはみんな、自分なりの手段で成功したいという職業モラルが備わってるんだ。人はぼくの子供たちがさぞかし恵まれているだろうと思い込みがちなんだけど、そんなに与えられてはいないんだよ」

スティングは現在100人ほどの人間を雇っているとされているが、1500万ポンド(約26億1千万円)でロンドンの自宅の売却を考えているという。なお、スティングの娘のココもアーティストとして活動しており、2010年にアイ・ブレイム・ココとしてアルバム『The Constant』をリリースしている。

また、このインタヴューでスティングは、薬物の使用が自身の創造性に役立ったと次のように語っている。

「歌詞に行き詰まったり、アイディアがなかなかまとまらないような時に大麻でも吸うと、いろいろ自由が利くようになるものなんだ。人との付き合いで大麻を吸うことはまず滅多にしないね。ぼくにとってはペンと同じように、一つの道具なんだ。そういうのはぼくだけじゃないよ。アーティストの中には傑作を形にするために薬物を使ってきた人もいるんだから。だからといって、アートをやるにはドラッグもやらなきゃだめだとまで言うつもりはないけど、ビートルズの作品を帳消しにすることもまたできないからね。ビートルズはLSDを使って素晴らしい作品を形にしたわけだから。マイルス・デイヴィスもヘロインを使ってとんでもない音楽を作り出してみせたんだからね」

(c) NME.COM / IPC Media 2014
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