極北のカントリー詩人ジョニー・キャッシュの元邸宅がリハビリ・センターに?

極北のカントリー詩人ジョニー・キャッシュの元邸宅がリハビリ・センターに?

ジョニー・キャッシュのテネシー州ヘンダーソンヴィルの自宅をリハビリ・センターへと改修する計画が進められているという。

この邸宅はジョニーが他界した3年後の2006年にいったんザ・ビージーズのバリー・ギブに売却されたが、07年に火災に遭い、その後、テキサスの投資家ジェイムス・グレシャムに200万ドル(約2億520万円)で売却されていた。グレシャムはここにきてこの地所をリハビリ・センターとして再建するべく、申請手続きをしているという。しかし、近隣住民は近くにリハビリ・センターが設立されることに対して憂慮を示しているとザ・テレグラフ紙が伝えている。

なお、今年の3月にはジョニーの息子のジョン・カーター・キャッシュが発掘した1980年代のセッションの音源からなる『Out Among the Stars』がリリースされたが、ジョンは今後、ジョニーの音源としてアルバム4、5枚分はあることを明らかにしている。ザ・ガーディアン紙にジョン・カーターは次のように語っている。

「今現在進行中のものがいくつかあって、もし今手を付けている音源をすべてリリースしたいということになったら、アルバム4、5枚分にはなると思うよ。(ジョニーが晩年契約していたリック・ルービンの)アメリカン・レコーディングスの音源だけで、アルバム3、4枚分あると思うけど、なかには日の目を見ないことになる音源もあると思う」

『Out Among the Stars』はカントリー界では売れっ子プロデューサーとして鳴らしたビリー・シェリルとジョニーとで80年代に制作された音源で構成されているが、これらの音源は1985年にコロムビアとの契約を打ち切られた後に存在も忘れられてしまったものだった。ジョニーの元妻で離婚後もずっと行き来のあったカントリー・アーティストのジューン・カーターの遺品の一つとなっていたのをジョン・カーターが発掘し、今年の3月にリリースされることになった。

(c) NME.COM / IPC Media 2014

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