デス・フロム・アバヴ1979、今の音楽は真面目すぎて軟弱すぎると語る

デス・フロム・アバヴ1979、今の音楽は真面目すぎて軟弱すぎると語る

9月10日に10年ぶりとなる新作『フィジカル・マシーン』をリリースするデス・フロム・アバヴ1979だが、昨今の音楽には政治的な作品がなさすぎると嘆いている。

バンドは2004年にファースト『ユー・アー・ア・ウーマン、アイム・ア・マシーン』をリリースし、06年にいったん解散したが11年に再結成し、今回10年ぶりにセカンド・アルバムをリリースすることになる。

ザ・ガーディアン紙の取材を受けたバンドは最近の音楽について「真面目すぎてかつ軟弱すぎる」と指摘していて、ベースのジェシー・F・キーラーは次のように語っている。

「3年前に政治的な音楽を作ったとしたらきっと馬鹿げてただろうけど、でも、今は音楽にもっとそういうハードなものが必要とされるところまできてると思うよ」

さらにドラムとヴォーカルのセバスチャン・グレインガーは先月リリースされたシングル"Government Trash"について次のように語っている。

「ミズーリ州ファーガソンでおかしなこと(警官による黒人少年銃殺事件)が勃発してる時期にちょうどあの曲も出ることになって嬉しかったよ。2番目のヴァースはボストン・マラソン爆破事件の後、ボストンそのものが警察の管轄下に置かれたのを見ながら書いたものなんだ。なにがどうなってたんだろうね? 2010年のトロントのG20サミットの時もああいう騒ぎになったんだよね(デモ抗議の一部が先鋭化したため警察がデモの抑え込みを強行した)。まったくなんの理由もなしに若い連中が次から次へと投獄されたんだよね」

バンドは10月からヨーロッパとアメリカのツアーに乗り出す予定になっている。

(c) NME.COM / IPC Media 2014

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