朝ドラ、日曜劇場など伝統のある枠に立て続けに出演した今年を振り返るなかで、それぞれ楽しみがあり、充実していたと語る竜星。しかし一方で、自身により高みを求め続け、闘志をみなぎらせる様子も見せる。
「その時々の看板のある枠の中にいられて、幸せだと思います。でも『幸せだなあ』と思いながらも、自分で自分を鼓舞し続けてもいて。『こんなもんじゃないだろう、俺』『もっとやれるし、やんなきゃいけないんじゃないの』って気持ちは常にあるんです」
正義を信じる刑事や主人公を支える親友など熱く真っ直ぐな役が続く竜星だが、彼が持つ熱さは役によるものだけではない。そこには、彼自身が持つ熱意も生かされているという。
「どんな作品でも、自分の中の熱さみたいなものを少しでも乗せることができれば、役として生きてくると思ってるんです。最近僕に求めていただく役も、真っ直ぐな役が多いと思っていて。(中略)でも逆に『イメージと違うけど、この役をやったらどうなるのか見てみたい』って思って託してくれる人に出会いたいな、ともずっと思ってますね。それってすごく愛があって、嬉しいことですから」
自分のまだ見ぬ可能性を求め、熱く突き進む竜星涼。その熱量でこの先もさまざまな作品を噛み締めて実力を磨き、より大きく羽ばたいていくことがわかるテキストになっている。
単身パリコレに挑戦したという彼のファッショナブルな一面を切り取った撮り下ろしフォトと合わせて、ファン必読のインタビューだ。