ハーヴェイ・ワインスタインが過去行っていたセクシャルハラスメントが暴露されたことをきっかけに、次々とセクハラや性的虐待、レイプの被害にあった女性アーティストが声をあげている。
この一連の問題について、rockinon.comに掲載した記事をまとめた。
一連の告白のきっかけは「The New York Times」と「The New Yorker」が10月10日、立て続けに掲載した記事だった。
この中でアンジェリーナ・ジョリーやグウィネス・パルトロウ、アーシア・アルジェントなどがセクハラ被害を告白、カーラ・デルヴィーニュやレア・セドゥらも続いて被害を受けたことを明らかにした。
この流れを受け、「女性達が次々に告白するのに影響された」としてビョークが『ダンサー・イン・ザ・ダーク』の監督、ラース・フォン・トリアーから受けたセクハラ被害を公にした。
しかしフォン・トリアーが否定する声明を発表、さらにビョークが反撃の声明を出すという事態に発展している。
デビュー作から現在に至るまで、クエンティン・タランティーノ監督の全9作は制作をハーヴェイ・ワインスタインが務めていた。
そんなタランティーノはセクハラを知りつつ「何もしなかった自分に責任を感じる」と「The New York Times」に語り、同記事が10月19日に公開された。
また、ルピタ・ニョンゴもハーヴェイから受けたセクハラを告発。
更に10月24日、マリリン・マンソンの長年のバンドメイトであったトゥイギー・ラミレズがレイプを告発され、バンドを解雇。
元クリスタル・キャッスルズのアリス・グラスも、元バンドメイトの イーサン・キャスに受けた悲惨な虐待を公表した。しかしイーサンは弁護士を通じこれを否定している。
今なお被害を受けた女性の悲痛な告発は後を経たず、余波は音楽業界に留まらずあらゆる業種に広がっている。
女性アーティストが次々と性的虐待やレイプ被害を告白。一連の問題の経緯を追う
2017.10.27 21:00