2018年に結成20周年、メジャーデビュー15周年を迎えるストレイテナー。そんなアニバーサリーイヤーの第一弾としてリリースされるトリビュートアルバム『PAUSE~STRAIGHTENER Tribute Album~』を記念して、『ROCKIN'ON JAPAN』12月号では、ホリエアツシをホスト役に、ASIAN KUNG-FU GENERATIONから後藤正文、go!go!vanillasから牧達弥、My Hair is Badから椎木知仁、majikoを迎え座談会取材を実施。トリビュートアルバムについてや、それぞれのストレイテナー論まで語り合ったテキストから、発言の一部をお届けします。
インタビュー=三宅正一 撮影=YAMA 山添雄彦
ストレイテナーって「これが俺たちだ!」ってこだわるよりは、自由でいるほうが自分たちらしいっていうか。もともとオルタナティブな思考が強かったけど、最近はファンクやルーツ色の強い音楽にも影響を受けるし、歳を重ねるにつれて邦楽の歌謡性にも魅力を感じるようになっていて(ホリエ)
アジカンってそんなに器用なバンドじゃないから、基本的にそのままやるのがいいという結論に至ったんですけど。今の自分の身体を通せば、どんな曲でも自分たちらしくなるのかなって(後藤)
僕たちのバンドのカラーや表現したいことを入れないと、選んでもらった意味がないと思ったし。ホリエさんに僕らの“おはようカルチャー”をプロデュースしていただいて、レコーディングの時もホリエさんから音楽的な好奇心をすごく感じたんですよね(牧)
僕はあまり洋楽を聴いてこなかったし、音楽に詳しいわけでもなくて。そんな自分がストレイテナーを聴いて「あ、これめっちゃいい曲、これも好き」って思って、「ストレイテナー、好き」ってなってたんですけど。今思うと、僕のなかですごくキャッチーだったんだなって(椎木)
すごいプレッシャーで。「レジェンドから今をときめくスーパーバンドのなかに私の名前がある!」と思って(majiko)