妊婦たちのリアリティに迫り、そして妊婦たちに寄り添い葛藤しながら成長していく医師たちの姿を描いてきたこのドラマ。先週放送された第10話の最後は、四宮先生(星野源)が父の訃報を受けて鴻鳥先生(綾野剛)に「ペルソナのこと、頼むぞ」と告げて病院を去るシーンで幕を閉じました。
rockinon.comでは毎週、『コウノドリ』の番組レビューを掲載してきましたが、ここでは最終回を前に、今までの印象的なセリフ&レビューと共にドラマを振り返っていきたいと思います。
【第1話】
これから子供が生まれてくるというのに全く自覚が足りない様子の父親(演じていたのはナオト・インティライミ)に向かって。「『手伝う』じゃないだろ、あんたの子供だよ」(四宮春樹)
【第2話】
妻の佐和子(土村芳)が「離婚してもいいよ。私の命が助かっても、もう子供産めないし」と言った事に対し、夫が力強く返した一言。「俺は、子供を産んでもらうために佐和子と結婚したんじゃない」(久保慎吾)
【第3話】
この言葉が「子供をかわいいと思えない自分は母親失格だ」と不安に思っていた彩加(高橋メアリージュン)を救った。「今あなたに必要なのは専門医の助けです」(四宮春樹)
【第4話】
トーラックというリスクの高い出産方法に挑戦したが、緊急帝王切開することになった蓮(安めぐみ)の出産時にかけた言葉。「赤ちゃんにとっても美奈ちゃんにとっても秋野さんが世界一のお母さんなんです」(鴻鳥サクラ)
【第5話】
瑞希(篠原ゆき子)の夫が出産祝いに作った大きなケーキに書かれていた。「あかり、おめでとう ママ、ありがとう」
【第6話】
BABYのコンサートに出かけた下屋。ピアノの演奏を聴き、泣きながらこの答えを出した。「やっぱり私、産科に帰りたいです」(下屋加江)
【第7話】
子宮内膜症による子宮腺筋症、卵巣チョコレート嚢胞と診断され、悩んだ末に子宮の摘出手術したが、彼女らしく明るく職場に戻ったシーン。「小松留美子、ただいま帰還しました!」(小松留美子)
【第8話】
「健康で元気な赤ちゃんが産めなかったのは私が悪いんですよね?」と自分を責める母親にこう言って励ました。「赤ちゃんにつながれているたくさんの管は赤ちゃんが今、一生懸命にがんばっている証です/頑張り屋さんの赤ちゃんを誇りに思ってください」(鴻鳥サクラ)
【第9話】
「生きている限り明日はやってくる
悲しみが繰り返されてしまう時がある
悔しさが繰り返されてしまう時もある
それでも気付いて欲しい
今ある道を進むことで光が見える」(鴻鳥サクラ)
鴻鳥先生の印象的なナレーション。
【第10話】
「ご家族が幸せになるための選択だと、そう自分に言い聞かせてる。でもさ、僕は赤ちゃんが好きだから」(鴻鳥サクラ)
人工死産の手術後、苦しそうな表情の鴻鳥先生に四宮先生が飲み物を渡すと、泣きそうな表情でこう言った。
最終回は一体どうなるのでしょうか。
rockinon.comでは最後まで『コウノドリ』を追いかけます! 次回のレビューもお楽しみに。