【見どころチェック】「Vans Warped Tour Japan 2018」出演アーティストについて

【見どころチェック】「Vans Warped Tour Japan 2018」出演アーティストについて

いよいよ、この3月31日〜4月1日に開催される「Vans Warped Tour Japan 2018 presented by XFLAG」。すでに、KOЯNプロフェッツ・オブ・レイジリンプ・ビズキットがヘッドライナーとして発表され、大きな話題を呼んでいる。この3組は、いうまでもなく1990年代後半にシーンを席巻したニューメタル/ラップメタルの代表格だ。ただ、これは単なる懐古イベントではない。

ダブステップ導入をはじめ、自らの音楽性を常に更新し続けてきたKOЯNは、2016年にオリジナル・メンバーのヘッドが復帰して2作目となる最新作『ザ・セレニティー・オブ・サファリング』を発表し、現在バンドが充実期にあることを示した。きっと今回の来日でも現役感バリバリのライヴを見せつけくれるだろう。噂では新作にもとりかかりはじめているようで、彼らの最新モードがうかがえるかもしれない。


一方、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのメンバーが、ザック・デ・ラ・ロッチャに代わって、パブリック・エネミーのチャックDとサイプレス・ヒルのB-リアルという重鎮ラッパー2人、更にPEのDJロードを迎えて結成したプロフェッツ・オブ・レイジは、この編成によるデビュー・アルバムを昨年9月にリリースしたばかり。RATM+PE+サイプレス3組分の必殺ナンバーと合わせて、現在進行形のエネルギーが漲ったパフォーマンスを期待できる。


なお、ブラッド・ウィルクは、同日に出演するザ・ラスト・インターナショナルのアルバムでもドラムを叩いており、高確率でトム・モレロも飛び入りすると予想されるので、ファンはこちらのステージも要チェック。

リンプ・ビズキットに関しては、新作をなかなか完成させられない状況が続いているものの、フレッド・ダーストのことだから、そうした事情は振り切って、過去の大ヒット曲を惜しみなく繰り出す、徹底的にエンターテイメントなショウをぶちかましてくれるはずだ。


このほかにも、元スレイヤーのデイヴ・ロンバードが加入したスイサイダル・テンデンシーズや、先ごろ12年ぶりのニュー・アルバムを出した生涯パーティ野郎ことアンドリューW.K.に加え、日本からもBiSHPassCodeといったアイドル勢まで含めたフレッシュなアクトが大挙出演、見どころだらけの2日間になるのは間違いない。(鈴木喜之)

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