8月1日にシングル『青と夏』をリリースした、Mrs. GREEN APPLE。現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』9月号では、最新作について5人で語り合ったインタビューを掲載している。傑作アルバム『ENSEMBLE』を経て、ミセスは今何を思うのか? インタビューから、発言の一部をお届けする。
インタビュー=杉浦美恵 撮影=NAKA
『ENSEMBLE』でひとつピリオドが打てたというか、Mrs. GREEN APPLEの第一章が終わったというか。デビュー当時からいろんな音楽をやってきた、その総括が『ENSEMBLE』で。もう新しい第二章が始まってるんですよね(大森元貴/Vo・G)
(“青と夏”は)ギターリフがフィーチャーされてて、初期の頃に作っていた曲は主にギターリフ主体のものだったので、そういう意味でまさに「原点回帰」っていうイメージがありました(若井滉斗/G)
曲を出すたびに違ったカラーを出してきたミセスの音楽がその1枚(『ENSEMBLE』)に集約できたので、今自分たちができるバンドサウンドはまたデビュー当時とは違ったものができたかなと思います(髙野清宗/B)
男女の恋の歌を大森が女性と一緒に歌うっていうのは初めてで、ピアノはずっと寄り添ってる形になるので、ほんとにふたりそれぞれのボーカルの息遣いっていうことまで意識しました(藤澤涼架/Key)
音符では表せないようなグルーヴ感は、やっぱり『ENSEMBLE』を経たからこそなのかな。必ずしも楽譜と合ってることが正しいというわけじゃなくて、お互いの息遣いを聞きながら、音楽としてまとまってるっていうことを目指しているので(山中綾華/Dr)