RADWIMPS、ONE OK ROCK・Taka参加の衝撃曲“IKIJIBIKI feat.Taka”を聴いた!

RADWIMPS、ONE OK ROCK・Taka参加の衝撃曲“IKIJIBIKI feat.Taka”を聴いた!
聴きましたか。聴いていない人はradikoで聴けるので(http://radiko.jp/#!/ts/FMT/20181127220000 ※11月29日まで)、聴いてきてください。話はそれからです。ロックが好きなやつもロックをナメてるやつも全員ブッ飛べ、としか言いようがない、痛快無比、ど真ん中のロックである。

11月27日の『SCHOOL OF LOCK!』でフル音源が初オンエアされた、“IKIJIBIKI feat.Taka”。12月12日にリリースされるRADWIMPSのニューアルバム『ANTI ANTI GENERATION』に収録されることが報じられるや否や、世間を騒然とさせてきたナンバー(“そっけない”と共に先行配信もスタート)だが、実際に楽曲に触れたときの衝撃はニュースに触れたときのそれを遥かに凌いでいた。オンエア直後のとーやま校長も、「いやー……あのね、喋りたくない。こんなに興奮しているときに、言葉なんて出せないでしょ」と語っていた。気持ちはよくわかる。

野田洋次郎一流の言葉遊びは韻律の中でも前のめりに放たれ、Taka(ONE OK ROCK)はそれを全力で投げ返す。猛烈なスピード感とひしゃげた爆音のあとから、歌詞の一行一行にしたためられたとっ散らかった感情が、衝撃波のようにインパクトを残してゆくナンバーだ。現行ロックシーンのトップを走る両者のコラボにふさわしい、期待に応えるどころかアニメのキャラクターのように駆け抜けてキリキリ舞いさせられる1曲。最っ高である。

野田洋次郎とTakaによる、被災地支援の配信曲だった“バイ・マイ・サイ”コラボバージョンのように、2人の歌唱力を活かしたエバーグリーン・メロディの新曲を制作することもできたろう。しかしRADWIMPSとTakaはそれをしなかった。オンエアに触れてあなたが味わった衝撃と感動こそが、ロックのロックたる所以であり、本質的な意味だからである。それに心と体を衝き動かされる人の数は、計り知れない。

ライターとして歯がゆいことこの上ない話だが、何百何千何万の言葉を費やしても届かない、というか置き去りにされてしまうほどの「意味」が、“IKIJIBIKI feat.Taka”には詰め込まれている。RADWIMPSとTakaが形にしようとしたものはそれだ。アルバムのリリースが刻一刻と迫るほどに、なおさら待ち遠しい。(小池宏和)
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする