リリース20周年を控え、リイシュー『Slim Shady 20th Anniversary Capsule』を3月にリリースするエミネムの『ザ・マーシャル・マザーズLP』(2000)だが、エミネムが同作を「常に追いかけてきた」と語っていたことがわかった。
全世界で3500万枚を売り上げた『ザ・マーシャル・マザーズLP』だが、「NME」によるとエミネムは今回、インタビュアーのスウェイ・キャロウェイに「完璧なリリックを見つけることはできたか」と聞かれ、次のように答えていたという。
100パーセント正直に言うけど、長いことずっと感じてることがある。『ザ・マーシャル・マザーズLP』を常に追いかけてきたってね。あのアルバムは瞬間を捉えてたからな。分かるだろ? 振り返ったら、まるでタイムカプセルみたいだぜ。その当時の時代と、俺の人生で起きてた混乱を収めててね。
そして以下のように続けている。
クソみたいなことが急に起こって手に負えないほど急下降して、俺は山ほど怒りを抱えてた。人が「昔のエミネムが恋しい」って言う時は、多分それが原因じゃないかな。ファンは怒りを恋しがってるのさ。
俺にはもう昔抱いていた怒りはないけど、変わらず同じ情熱を持ち続けてる。時には正しい方法で情熱を出せないこともあって、「何だよこれ? 一息つこうぜ」って感じになるんだ。
さらに続けて、新しい世代の才能あるラッパーやアーティストの中で「べスト中のベスト」でいるため、競争心を奮い立たせているとも述べていたとのことだ。
なお、同VRインタビュー「Marshall From Detroit」はOculus GoやRiftなどのVRヘッドセットで視聴可能とのこと。