ペール・ウェーヴスのヘザーがザ・キュアーから受けた影響とは? 「わたしの中のロバート・スミスがつい出ちゃったのかな(笑)」

ペール・ウェーヴスのヘザーがザ・キュアーから受けた影響とは? 「わたしの中のロバート・スミスがつい出ちゃったのかな(笑)」 - 『rockin'on』2019年5月号より『rockin'on』2019年5月号より

2月に行った初の単独来日ツアーは大盛況の内に幕を閉じ、8月に開催される「サマーソニック2019」への出演も決定したペール・ウェーヴス

『ロッキング・オン』5月号では、2月の来日時にバンドのフロントマン、ヘザー・バロン・グレイシーに行ったインタビューを掲載している。

2018年9月にリリースしたデビュー・アルバム『マイ・マインド・メイクス・ノイジーズ』だが、同アルバムにも収録されている“Eighteen”、“Noises”といった楽曲などで喪失感や自己嫌悪について歌っているヘザー。

それらの曲を多くのファンの前で歌っていることを、ヘザーはどう感じているのだろうか。

すごくいろんな感情が湧いてくるというか、恥ずかしくなることもあるし、向き合いたくないと思うこともあるし、力が湧いてくるように感じられることもあって……自分が歌っていることに誰かが共感してるっていうのが見えると、ステージに上がって中身がスケスケの状態でいることに対して、自信が持てるようになる。

特にそれが新曲で、自分について書いてあって、自分が嫌いとか寂しいって内容だったりすると、数回パフォーマンスしてから初めて受け入れられるというか、最初はやっぱり「うわー、わたし今こんなことを知らない人たちの前で告白しちゃってるよ」とか思うの。


また、ヘザーが大好きだというザ・キュアーのロバート・スミス、そんなロバートとは対照的なマドンナについて、彼女はその影響を以下のように答えた。

(中略)マドンナの場合、彼女は社会的に受け入れられることをやらなければいけないという考え方に屈しないし、十字架を燃やすビデオの時なんてカオス状態になったけど、でも彼女はそれがやりたかったし、そうやって自分の信じるものを世に出してきた。

(中略)ロバート・スミスには、自分らしくいるっていう部分で影響を受けてきて、彼はそのファッション・センスだけでわたしにそれを教えてくれたの。だって彼は他の誰が何と思おうと気にしなかったから。他の誰かのために服を着たりせず、自分らしい格好をすればいいんだっていう。


さらに、ザ・キュアーからの影響がすぐわかるというアルバム収録曲“Kiss”についても以下のように答えている。

“キス”がそんなにザ・キュアーっぽいことに実は全然気づいてなくて、こうやって指摘されるようになって初めて気づいて「あ、そうかも」って思ったの。わたしの中のロバート・スミスがつい出ちゃったのかな(笑)


インタビューではその他、日本でのライブにおけるオーディエンスの反応や、その格好からゴスと言われことについてなど、ヘザーのリアルな心境が赤裸々に語られている。

ペール・ウェーヴスが、いま世界各国で注目されている理由とは――その答えをぜひ『ロッキング・オン』5月号で見つけてみてほしい。


ペール・ウェーヴスのインタビュー記事は現在発売中の『ロッキング・オン』5月号に掲載中です。
ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

ペール・ウェーヴスのヘザーがザ・キュアーから受けた影響とは? 「わたしの中のロバート・スミスがつい出ちゃったのかな(笑)」 - 『rockin'on』2019年5月号『rockin'on』2019年5月号
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