祝!『ラヴレス』30周年 ケヴィン・シールズ、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの全てを語り尽くした3ヶ月連続インタビュー! 第1回【黎明期編】 ケヴィンが覚醒するまで

祝!『ラヴレス』30周年 ケヴィン・シールズ、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの全てを語り尽くした3ヶ月連続インタビュー! 第1回【黎明期編】 ケヴィンが覚醒するまで

「クリスマスに安物のエレキを買ってもらったものの、チューニング法すら知らなかった。僕たちには音楽や演奏の概念が一切なくてね。コルムには『ビートを維持する』って概念すらなくて、好き勝手にひっぱたいてるだけだった」


数ある90年代のオルタナ・アイコンの中でひときわ神秘のオーラを放つマイ・ブラッディ・ヴァレンタイン

現在にまで残響する官能とノイズの融合を経て、金字塔『ラヴレス』で音の涅槃を現出させたもののバンドは空中分解。主格ケヴィン・シールズをブライアン・ウィルソンに重ねる者もいるし、33年の歳月で発表したフル・アルバムは3枚のみの寡作ぶりや08年の突然の再始動といった数奇な道のりもオーラを増幅してきたと思う。

もっかの最新作『m b v』からも8年になる今年、彼らはUKドミノと新たに契約し旧作を再発〜サブスク解禁することになった(日本はビートインクより)。本誌が彼らのキャリアを俯瞰する取材を提案したところ、なんと取材時間は2時間近くに及んだ。どの質問にも忌憚なく丁寧に回答してくれたケヴィン自身、今回の再発と関連取材を通じ様々な「MBV神話」を是正したいようだ。

それを受ける形で、本誌もこのインタビューを特別に短期集中3号連載する。今回は子供時代からバンド初期〜転換作『ユー・メイド・ミー・リアライズ』に至る、いわば黎明期篇。彼の音楽体験や時代性との関わり、感性の変遷を掘り下げてみよう。(坂本麻里子)



マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのインタビューは、現在発売中の『ロッキング・オン』6月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。


祝!『ラヴレス』30周年 ケヴィン・シールズ、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの全てを語り尽くした3ヶ月連続インタビュー! 第1回【黎明期編】 ケヴィンが覚醒するまで - 『rockin'on』2021年6月号『rockin'on』2021年6月号
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