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    【JAPAN最新号】キタニタツヤ、孤高の才能は共感を手にしたのか? “青のすみか”のヒットを経ての大転換作『ROUNDABOUT』インタビュー

    【JAPAN最新号】キタニタツヤ、孤高の才能は共感を手にしたのか? “青のすみか”のヒットを経ての大転換作『ROUNDABOUT』インタビュー

    お茶の間に受け入れられることなんてあるわけない。でも起こった事物からよい影響をなんとか見つけ出すっていう能力はあるので


    アニメ『呪術廻戦』第2期「懐玉・玉折」のオープニングテーマとなった“青のすみか”が大ヒット、作品の枠を超えて楽曲は広がり、その勢いはついに『NHK紅白歌合戦』という大きな成果となって実を結んだ。キタニタツヤにとって2023年はそれまで積み重ねてきたものが大きく花開く、飛躍と収穫の1年となった。振り返れば次々とタイアップを繰り出した前作『BIPOLAR』の頃から、いやそのずっと前から、彼はJ-POPのど真ん中を目がけて曲を作り続けてきた。そのキャリアは決して王道をまっすぐ走るようなものではなく、むしろ常にオルタナティブなものであり続けてきたが、だからこそ彼は大衆性に強い憧れを抱き、自分のやり方でそこを目指してきたのだ。

    そんな道のりの果てに辿り着いた最初の帰結点、それが1月10日にリリースされる約1年半ぶりのニューアルバム『ROUNDABOUT』だ。“青のすみか”はもちろん、アニメ『BLEACH 千年血戦篇』オープニングテーマとして“青のすみか”に至る狼煙を上げた“スカー”、はるまきごはんとコラボしてゲームアプリ『プロジェクトセカイ』に書き下ろした“月光 (feat. はるまきごはん)”、6月にリリースしたEP 『LOVE: AMPLIFIED』でヨルシカ・suisをボーカリストに迎えた“ナイトルーティーン”のセルフカバーなどこの1年のキタニタツヤの軌跡を多彩な楽曲で見せつける一方、彼がずっと歌い続けているテーマを強度高く届けるオープニングトラック“私が明日死ぬなら”やアルバム制作中の心情が素直に出た“旅にでも出よっか”、そしてアルバムの最後で赤裸々に自分自身を語る“大人になっても”といった曲たちがディープにキタニタツヤという人間を描き出す。タイアップする作品や他のアーティストという「鏡」に照らすことで、これまでガードの下に隠れていたキタニ自身が浮かび上がってくるような感覚が、このアルバムにはある。

    無防備なまでに自分自身を曝け出し、根っこにあるテーマをまっすぐに届ける今作で、彼は何を追い求めるのか。重要なターニングポイントを迎えているキタニタツヤの今に迫るロングインタビューだ。

    インタビュー=小川智宏 撮影=大野隼男
    (『ROCKIN'ON JAPAN』2024年2月号より抜粋)


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