【JAPAN最新号】Billyrrom、いざ、シーンの先頭に躍り出る! 自ら「新章」を掲げる今、国内のみならずアジアを席巻中。芳醇な音と大きな愛の歌を響かせる

一体どんなメンタリティのバンドなのだろう、と思っていた。2020年のコロナ禍、家にこもって制作することが主流だった中、バンドを結成。しかも6人中4人が楽器未経験。それなのに「3年後に『フジロック』に出るから」と豪語。実際には2年連続出演という、目標を上回る形で突き進み、今年のステージではライブバンドとしてさらなる強靭さを見せつけたのだから本当に凄まじい。ソウル、ファンク、アシッドジャズ、ヒップホップ、ロックなどを昇華した芳醇な音の上に、個人的な吐露も人間への愛も世の中へのアンチテーゼも乗せるBillyrromは、音楽が受け手へ与える作用の新しい形まで感じさせてくれる。この春より、よりダイナミックな音を鳴らすことのできる骨格を身につけたBillyrromは「第2章」を掲げており、1stアルバム『WiND』では明確な進化を見ることができる。JAPAN初取材で掴んだものを言葉にするなら、それぞれの芸術に対するストイックな姿勢と、6人の熱い友情だ。

インタビュー=矢島由佳子 撮影=TAK SUGITA(Y’s C)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年11月号より抜粋)


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