【JAPAN最新号】キタニタツヤ、眩いポップ“まなざしは光”からディープな名曲“なくしもの”まで──激しくハンドルを切りながら前進し続ける怒涛の日々を語る

“まなざしは光”も底抜けに明るいわけではない。
やっぱ影がどうしてもあって、そこから光に向いていく過程がいいんだという

2024年1月にリリースしたアルバム『ROUNDABOUT』以降のキタニタツヤの楽曲を発表するペース、そして1曲1曲における新しい引き出しの開き方は目を見張るものがあった。“青のすみか”のヒットによって大きく注目を浴び、より多様なタイアップの発注が来るようになったわけだが、その求められるものにどう応えるかを見ると、ポップ職人でありながら純正のロックアーティストとも言える。でも、どちらの世界においても異端とも言える。そんな「光」と「影」が混在した独自の存在としてキタニタツヤは覚醒を繰り返しているのだ。特にまったくベクトルの異なる“なくしもの”と“まなざしは光”という最新2曲の振り幅と、それぞれが到達している名曲レベルは、彼のミュージシャンシップの高さ、そして長年の苦闘の賜物だ。『ROUNDABOUT』以降の楽曲においてキタニタツヤが貫いてきたものが、全く新しいクリエイティビティの概念を生み、大きな金字塔を打ち立てようとしているのを感じずにはいられない。

インタビュー=古河晋 撮影=大野隼男
(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年9月号より抜粋)


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