こんなにもやっている音楽と話した印象の乖離が少ないバンドもそうそういない。明るく楽しく人懐っこく、そこへおふざけとナードのスパイスをひと振り。ストレートで裏表のないキャラクターが、昨年秋のリリースから既にYouTubeで550万再生超、TikTokでは総再生17億超という特大バイラルヒット“トンツカタンタン”に代表される、ポップに躍動するサウンドへと直結しているのである。ロックフェス全盛期に学生時代を過ごし、ボカロなどネットカルチャーにも先入観なく触れてきた世代だけあって、BPM速めな4つ打ちに賑やかかつ高密度に各要素を盛り込んだ音が主軸。そこへブラックミュージックが薫るものや、アニソンを彷彿とする疾走感あるロックなんかも混じってくる。「上手いことやるなあ」と唸らせるセンスと、でもこれ、ひょっとしてノリと勢いの産物なのでは?という天然っぽさが、なぜだか半々で同居しているバンドだ。ここは成り立ちからしっかり聞いておかねば。インタビュー=風間大洋 撮影=マスダレンゾ
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年6月号より抜粋)
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