Cloudyは、「ロックバンド」と言われて誰もが思い浮かべるような王道のサウンドと活動スタイルで、大衆に打って出ようとしているバンドだ。ロックがチャートを席巻しづらい今の時代においては、その野望は無謀に聞こえるかもしれない。だが、JAPANはCloudyがロックで天下を取るバンドだと確信している。作詞作曲を手がける小柴タケト(Vo・G)は、ロックがリアルを歌うのに最も適した表現方法だと知っている。ロックバンドはリスナーと駆け上がっていく「物語」を共有することで、より深く愛されることも理解している。ロックに盲目なわけではなく、現在の音楽シーンを冷静に見渡したうえで、あえて信念を持ってロックを選び鳴らしている。常に自らと向き合い、葛藤する泥臭さがあるからこそ、Cloudyの音楽は圧倒的に頼もしい。歌詞で嘘を吐き出したら、自分が自分じゃなくなるような感覚がある。
歌詞は自分の中で最後の砦
その最新の成果である、「ロックの存在意義」を真っ向から歌い上げた3ヶ月連続配信シングルも、まさにそんな彼らの決意表明だ。そして、その真価は現場の熱狂として証明されており、11月の渋谷クラブクアトロ公演や、全国ツアーもソールドアウトが続出している。ここで小柴が語る言葉から、Cloudyがこれから時代を塗り替える「物語」を一緒に追いかけてほしい。
インタビュー=有本早季 文=小池宏和 撮影=小杉歩、森山 学浩
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年6月号より抜粋)
『ROCKIN'ON JAPAN』6月号のご購入はこちら
*書店にてお取り寄せいただくことも可能です。
ネット書店に在庫がない場合は、お近くの書店までお問い合わせください。