8月26日、ゼム・クルーキッド・ヴァルチャーズがアークティック・モンキーズのライブのスペシャル・ゲストとしてイギリスでのライブ・デビューを果たした。
レッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズ、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・オム、フー・ファイターズのデイヴ・グロールからなるゼム・クルーキッド・ヴァルチャーズはこの日、予告なしに会場のO2アカデミー・ブリクストンに登場し、早めに到着していた観客たちを驚かせた。
この時点でまだフロアは埋まっていなかったものの、サポート・ギターのアラン・ジョハネスとともに登場したバンドは大きな拍手で迎えられた。プロデューサーとしてアークティック・モンキーズの『ハムバグ』を手がけたリード・ボーカルのジョシュ・オムは「ハロー」と一言。
バンドはすでにインターネットで公開済みの“エレファント”のほか、へヴィーロック調の新曲を多数披露した。
「今夜は本当に興奮してるよ」とジョシュはMCする。「俺たちは新しいバンドだ。今夜は新しい音楽をたくさん演奏する。楽しんでくれよ!」
“ガンマン”の途中でジョシュはこの時までに満員になっていた客席に声をかけ、初めてのイギリスでのライブを盛り上げる。
「今夜は好きなことは何したっていいんだぜ」と彼は言い、警備員を指差す。「あの男は俺のために働いているんだ。あいつは笑っているかもしれないが、辞めさせてやるぜ! ダンスしたければダンスするんだ。俺たちは楽しい時間を過ごすためにここにいるんだからな」
“マインド・イレイサー(ノー・チェイサー)”の後、ジョン・ポール・ジョーンズがベースからキーボードに移って“カリギュラ”へ。この曲ではデイヴ・グロールがドラムを叩きながらバッキング・ボーカルも務めた。
その後、彼らはゲストに招いてくれたアークティック・モンキーズに“ダフォディルズ”を捧げた。最後はジョン・ポール・ジョーンズがスライド・ギターを披露した“ノーバディ・ラヴズ・ミー・アンド・ニーザー・ドゥ・アイ”、そしてタイトル不明の壮大な曲で幕を下ろした。
「素敵な時間を過ごせたよ。お前らもそうだといいけどな」とジョシュは言った。「またパーティで会おうぜ!」
そしてステージには満を持してアークティック・モンキーズが登場。続きは本日のニュース「アークティック・モンキーズ、フェスに向けてウォーム・アップ」をご覧ください。
(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
ゼム・クルーキッド・ヴァルチャーズ、アークティック・モンキーズの公演でUKデビュー
2009.08.27 23:20