12月1日(木)発売の『ロッキング・オン1月号』では、ジョン・レノンに改めて迫るテキストを掲載。『イマジン』完成直後の1971年に収録された秘蔵インタヴュー2本と、「ジョン最後の日」を再現したドキュメント記事からなる特集だ。
同インタヴューの中で、ジョン・レノンはビートルズについて述懐しているが、その想いを金閣寺にまつわるエピソードを交えながら、以下のように表現している。
「あのさ、日本にあるお坊さんがいて、20年前に本当にあった事件なんだけど。このお坊さんは大きな金色の寺院に恋してしまったんだよ。あまりに愛してしまったから火をつけて燃やしちゃったんだ、そうすれば古びることがないからって。これが僕がビートルズにしたことなんだよ。僕はビートルズが過去のものになるのは耐えられなかった」
他にもジョンは、同インタヴューの中で完成したばかりの『イマジン』についてだけではなく、ポール・マッカートニーとの関係や自身にとってのアートの意味についても詳細に告白している。今回のテキストは、いま改めてジョン・レノンと向きあう為の決定版となっている。
12月8日はジョン・レノンの命日、今年で没後31年を迎える。