レッド・ツェッペリンはバック・カタログの音源をストリーミング・サーヴィスに提供する交渉に入っているという。
バンドはスポティファイ、アールディオ、ラプソディなどのストリーミング・サイトでの音源提供を検討していると『ザ・ニューヨーク・タイムズ』紙が伝えている。レッド・ツェッペリンは2007年までカタログをアイチューンズなどのデジタル配信でも解禁してこなかったため、今回ストリーミング・サーヴィスに乗り出すとしたら、バンドにとってはデジタル方面へと大きく踏み出す決断となる。
また、ナップスターがファイル共有ソフトとして立ち上がった90年代末に訴訟を起こしたことで知られ、デジタル配信に懐疑的なイメージの強かったメタリカも先頃、スポティファイでのストリーミング・サーヴィスに音源を提供したことが明らかになっている。
その一方でジミー・ペイジはレッド・ツェッペリンのカタログの新たなリマスタリング作業に取りかかっていて、今年中にもリリースを見込んでいると伝えられている。ジミーはこれまでの各作品のアウトテイクなどの音源にも手を付けていると明かしていて、今年からにも各アルバムをボックス・セットとしてリリースする予定だと去年の時点で語っていた。
「来年リリースを予定しているレッド・ツェッペリンのプロジェクトがいくつかあって、トラックについての違ったヴァージョンがいろいろあって、そうした音源をアルバムに加えることもできるから、それを来年からボックス・セットとしてリリースする予定なんだよ。アルバム1作品がそれぞれボックス・セットになって、それぞれにボーナス音源が明らかになるということなんだ」
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