どこまでも丁寧に、ひたすら率直に、音楽の内側に心を開いて作られているから、いつもは閉じ込められているような私たちの心まで動かしてくれるこのアルバム。
今月に観た日本武道館でのライブも「いま、ここ」に羊文学がいるんだなということが、ありのまま鮮烈に音楽になって、それがその場にいる人それぞれにとってかけがえのないものになるような、羊文学にはこれしかできない、でも羊文学にしかこれはできない、そんなライブでした。
このインタビューにも塩塚モエカは普段着ている服のまま、「いま、ここ」だということを率直に話す場所として来てくれた感じがしました。
内容は、ひとことで言うと音楽みたいなインタビューをしたなという感じ。
だから『D o n’ t L a u g h I t O f f』を聴きながら、改めてじっくり読んでほしいと思います。
ちなみにこの傘は、編集部が何本か用意して「赤を選んでほしいな」と思っていたら、一瞬で選び取ってくれたものでした。(古河晋)
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