(1)『悪童』稽古場密着レポート
(2)全員インタビュー:TEAM NACS「真実の鍋」
(3)個別インタビュー:それぞれの『悪童』、それぞれのNACS
の3部構成になっています。
どの記事も自信の内容ですが、特に公演期間中の彼らを直撃した(3)の個別インタビューは、5人それぞれの「TEAM NACSの“主人公”としての言葉」を探り当てた貴重なものになったと思っています。
というわけで、1人ずつ誌面に掲載したその個別インタビュー記事の紹介文を、インタビューした順にお届けしていきます。
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音尾琢真は、グループの全体像を一番冷静によく見ている人だと思う。そしてその眼差しは、とても「優しい」。ひとりの俳優としては、とても個性的だし、野心や攻撃性も持っている人なのだが、TEAM NACSにおける彼は、いつも柔らかくグループの和を繫いでいるのである。
その「優しさ」を支えているのは、グループの末っ子であるということだけでは語りきれない、秘めた強い意志だと僕は以前から思っていた。そんな彼の眼差しを通して見た『悪童』、そしてTEAM NACSの現在は、やはり、このあとの4人のインタビューを温かく包み込んでいると思う。彼へのインタビューから、この個別取材を始めることができて本当に良かったと思う。
(古河)