超平和バスターズの1万字鼎談インタビューはこんな思いで司会をしました

超平和バスターズの1万字鼎談インタビューはこんな思いで司会をしました
本日、10月19日発売のCUTでは現在、大ヒット&大絶賛公開中の映画『空の青さを知る人よ』を、「『空の青さを知る人よ』で私たちは大人になる」と題して大特集。
裏表紙は田中将賀による『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のめんま、『心が叫びたがってるんだ。』の順、そして『空の青さを知る人よ』のあおいの3人が並ぶ描き下ろし。
『空の青さを知る人よ』主題歌を手がけるあいみょんも登場の14ページ。
長井龍雪×岡田麿里×田中将賀のクリエイター鼎談を僕は担当。
この3人が作品を生み出すごとに鼎談インタビューをすることに僕はただならぬ思い入れがあるのですが、記事の紹介文にその思いのたけを綴ったのでここにも掲載します。
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僕は、超平和バスターズの3人のファンである。一応、説明してもおくと超平和バスターズとは『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の主要登場人物である仲間たちの呼び名であり、そのアニメーション世界を生み出した監督の長井龍雪、脚本の岡田麿里、キャラクターデザインの田中将賀の3人のことでもある。それぞれ個別の作品で取材をさせてもらうことも多いのだが、この3人で超平和バスターズ鼎談の取材をさせてもらうのはこれが3度目。これまでも『とらドラ!』での出会いから、『あの花』のテレビシリーズから劇場版までの道のり、劇場版オリジナルアニメ『心が叫びたがってるんだ。』の制作の裏側まで、この3人の中で通じ合っている不可侵の世界まで踏み込んだ話をしつこく暑苦しくズケズケと(笑)聞いてきた。この3人が超平和バスターズとしてアニメ作りを通して世の中と対峙する中で自然と生まれる、恥ずかしいくらい正直な感情の塊にとてつもない意味を感じてきたからだ。最新作『空の青さを知る人よ』はそんな超平和バスターズの大傑作だ。大人になるということが何なのかわからないながら大人になっていく、その時間に超平和バスターズの3人でアニメを作る中でヒリヒリと向き合ってきたことの一つの答え。「正しい」と呼ぶにはあまりにも無防備で、でも本当の気持ちと誠実な仕事が重ねられたからこそ「間違いじゃなかった」という強い確信、それに多くの人に触れて欲しいという気持ちも込めてこの第3回超平和バスターズ鼎談をお届けする。
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ぜひ読んで、そして映画館へ!(古河晋)
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