発売中のCUT11月号で、アニメ『葬送のフリーレン』特集をお送りしています!
勇者一行によって魔王が倒された“その後”の世界を舞台に、勇者と共に魔王を倒した魔法使い・フリーレンとフリーレンが新たに出会う人々との旅路が描かれる『葬送のフリーレン』。本特集では、そんな本作に声や音楽でさらなる彩りを与えてくれたキャスト/アーティストの皆さんにご登場いただきました!
キャスト陣の座談会の様子に続き、ここでは、オープニングテーマ“勇者”を手がけたYOASOBIのおふたりのインタビューを、一部抜粋してご紹介します。
――“勇者”の出発点はどんなところにあったんですか?
僕は、最初は旅のことを書こうと思っていたんです。今までのヒンメルたちとの旅も、新しい仲間と一緒に進んでいく旅も含め、1本のテーマに据えて書いていこうと思っていたんですけど、原作を何度も読んで理解を深めていけばいくほど、やっぱり「勇者」という要素が濃くなっていくんですよね。フリーレンが変わるきっかけとか、突き動かされている部分とか、この物語の核にはずっと勇者が――ヒンメルが居続けているんだと読むほどにわかったし、物語が進めば進むほど彼の存在の大きさに気づいて、もうこの楽曲のタイトルは”勇者”しかないなって(Ayase)
――歌うikuraさんとしては、どうアプローチしていきましたか?
フリーレン目線の曲ではあるんですけど……フリーレンとして歌うという時に、どの部分を出していったらいいのかがすごく難しくて。ちょっと無機質なフリーレンが、気づき始めたというか――人間のことがわからない、でもわかりたい。本当にわかることはできないかもしれない。でもヒンメルのことを思い起こせるいろんな場所で、たくさんの記憶とともにわかっていきたい――そういう葛藤や悩みの中で出てくる、ちょっと吐露するくらいの感情の起伏を、どう表現するか。ただ感情的に歌えばフリーレンの歌になるっていうことではないんですよね。フリーレンという人がすごく難しいからこそ、声色だったりニュアンスは、特に気をつけました(ikura)
その他にも、『葬送のフリーレン』から受け取ったメッセージや楽曲制作における新しい挑戦、YOASOBIを「音楽を武器に表現の世界を共に戦っていくパーティー」として見たときのそれぞれの役割についてなどなど、たっぷり語り合ってくれました。『葬送のフリーレン』とYOASOBIのコラボレーションに運命と必然を感じる、そんなインタビューになっていると思います。全文はぜひ、CUT11月号にてお確かめください!(山下茜)
CUT11月号は現在以下よりご購入可能です。