サニーデイ特集スタートしました!

サニーデイ特集スタートしました!

本日から、サニーデイ・サービス10年ぶり&再結成後初のアルバム
『本日は晴天なり』のリリースを祝して、当サイト「特集」のコーナーで、
アルバム・シングル・ビデオなど、過去の全作品をレビューする
企画をスタートしました。
基本的に、1日につき1年ずつ、リリースされた作品のレビューを
アップしていき、21日に『本日は晴天なり』のレビューをアップ
して終わります。
『本日は晴天なり』と、解散後に出たベスト・アルバム2枚のレビューは
新たに書きましたが、それ以外は、解散した時に、だから9年前に、私が、
BUZZという雑誌に書いたものです。
「そういえばあの時書いたよなあ」ってことを思い出し、
この企画をやることにしました。

ここです。ぜひ。
http://ro69.jp/feat/sunnydayservice20100413-d1


で。もうひとつ思い出した。
2000年12月14日(木)、新宿リキッドルームで行われたラスト・ライブのことを、
当時のロッキング・オン社公式サイトの「BUZZ編集部日記」に書いた。
これ、『LOVE ALBUM』のリリース・ツアーの最終日だったんだけど、
確かこのツアー、渋谷公会堂にも観に行った覚えがあるので、この
リキッドは追加公演だったんだと思う。
で、渋谷公会堂の時は、まだ解散は伏せられていたんだけど、リキッドの時は
情報が出ていて、「これがラストライブか」っていう空気に満ちていた。

その原稿、RO69スタッフ「ITさん」俵に探してもらったら、あっさり見つかった。
なので、ここに再掲載します。


2000年12月15日(金)

昨日リキッドへ行って、サニーデイ・サービスのラスト・ライヴを見た。
めちゃくちゃいいライヴだった。とりあえず、彼らのツアーは全部
見ていると思うが、その中でも一、ニを争うような出来だった。
最初は「この曲を生で聴くのもこれが最後か」とか思いながら
聴いてたんだけど、途中から「そんなんいいから何も考えずに
楽しもう」というモードにいつの間にか変わっていた。
アンコールも何度もやった。曽我部が、ハンドマイクで
(つまり、ギターを持たずにマイクを手にして)"WILD WILD PARTY"を
歌っていてびっくりした。

最後、曽我部が高野くんと二人だけで"愛のシーン"をやって、「これで終わり
だったらこないだの渋谷公会堂と一緒じゃん」と思って手を叩き続けてたら、
もう一回出てきて"サマーソルジャー"をやってくれた。
「でもまだ、"若者たち"も"ここで逢いましょう"も"田園風景"も
聴いてねえ」と思って手を叩き続けたんだけど、客電点いて
セキュリティが「退場してください」とスピーカーでがなり始め、
人がだんだんいなくなってしまった。
しょうがないのでロビーに出て、『LOVE ALBUM』のアナログ盤 と、
ツアーでしか売ってないリミックス盤『PARTY LOVE ALBUM』のCDを
買った。こっちもほんとはアナログが欲しかったんだけど売り切れていて、
「渋公の時買っとけばよかった」と後悔した。
列に並んでいたらJAPAN編集長が来て「俺のも買ってくれ」というので
2枚ずつ買った。あ、まだ金立て替えたまんまだ。

急な解散だったし、楽屋打ち上げとかはないんだろうなと思っていたら、
あるというので一応顔を出した。楽屋へ足を踏み入れた途端
目に入ったのは、隅で弁当をバクバク食っている杉浦英治(SUGIURUMN)の
姿だったので「何うれしそうに食ってんだ、あんたは!」と
一応つっこんでおいた。なんか、ものすごく腹が減っていたそうです。
メンバー達ともちょっとだけ話した。丸山くんは「いやあ、終り方としては
最高じゃない?」と晴れやかな顔をしていた。田中くんとはあいさつしただけ。
曽我部には、最初に「おつかれさまでした。今後もよろしく!」と言って
「そんなに詰め寄らないでくださいよ」と言われただけ。
なんか全然湿っぽさのない、明るくワイワイした打ち上げだった。
唯一、長年のサポート・メンバーで『LOVE ALBUM』の
共同プロ デューサーでもあるキーボードの高野くんは
「悲しいですよお。だって俺の一番好きなバンドが
なくなっちゃったんだから」としんみりしていた。そんな感じだった。

メジャー・デビューからだから、6年付き合ったことになるんだけど、
まだ今いち気持ちの整理がついていない。一応ディレクターに
「話せる気持ちになったら」ということで取材のお願いはしたけど、
「分かりました。じゃあ来週に」みたいなことにはまずならないと思う。
赤の他人であるこっちの気持ちの整理が付いてないんだから、
本人はもっと付いてないだろうし。

とにかく、これでサニーデイ・サービスというバンドはなくなった。
でもすばらしい作品が何枚も残ったことと、今後まだそれぞれが
何らかの形で音楽活動をする可能性は残っている、ということで、
しょうがないからよしとするしかない。
曽我部さん田中さん丸山さん、今までありがとうございました。
しつこいけど、今後もよろしく。(兵庫慎司)


以上です。
にしても。この日記にしろ、特集の全作品レビューにしろ、10年近く経ってから、
こんなふうに使えることになるとは、予想だにしていませんでした。
と思うと、なかなかに感慨深いものがあります。

写真は『本日は晴天なり』のジャケット。
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