前回の続き。
本日のアナログフィッシュ@渋谷WWWについてです。
そもそもこれ、先月、TOWER RECORDS限定で
リリースされたシングル「ナイトライダーズ」の
リリース・ライブというていだった。
この「ナイトライダーズ」というのは、アナログフィッシュの
過去の名曲「ナイトライダー」と「ナイトライダー2」に、
新しく書いた「ナイトライダー3」をプラスした20分以上の
組曲です。
ゆえにこの日も、本編ラストでやったし、ああそれはもう
すさまじい曲でありすさまじい演奏だったんだけど、
まあ、それはいいです。
いや、よかないけど、それはCDでも聴けるので。
それ以上に、とにかく。「僕ら今、どんどん曲作ってる時期なんで」と、
ばんばん新曲やったんだけど、それがもう、いちいちすばらしかったのだ。
州のビートがあって、曲のベーシックを健太郎のベースが作って、
そこに下岡晃のギターがかぶさって、健太郎か晃が歌う──
という構造ではない、どの曲も。
ドラム、左手と両足で叩きながら、右手はマラカスを振っていたり。
ベース、弾いたり弾かなかったり。
ギター、ほとんど弾かなかったり。で、歌だけ歌っていたり。
というような按配なのです。
ほとんどポスト・ロック。
なんだけど、インストに近いわけじゃない。
逆。すごく歌寄り。で、大変にポップ。
その上、歌詞も思い切った感じ。とてもシンプルでストレート。
誤解や勘違いを恐れず、言いたいことをすぱっと言い切っている。
つまり、めちゃめちゃいいのだ。
このバンドにしかやれない、難易度の非常に高いことをやりながら、
同時にポップでわかりやすいものになっているのだ。
アナログフィッシュ、めちゃめちゃいいのに、なんでどかーんと売れないのかなあ。
わかりにくいのかなあ。高級すぎるのかなあ。
とか、よく思ってたんだけど、この新しい曲たちは、どれも
「高級」と「わかりやすさ」の両方がある。
ひょっとしたらひょっとするかも。
期待します。
写真は「ナイトライダーズ」のジャケ。