フェス名の話

フェス名の話

「ロック・イン・ジャパン・フェス」を、「ロッキンオンジャパンフェス」とか、
「カウントダウン・ジャパン」を「ジャパンカウントダウン」とか、
間違って覚えている人、とても多いです。
お客さんはもちろんのこと、出演するアーティストでも、
「ロッキンオンジャパンフェス、出ます!」
とか、
「年末はジャパン・カウントダウンで会いましょう!」
と、MCしているのを見たこと、何度もあります。

違うよー。ちゃんと覚えてよー。
と、そのたびに思っていたものですが、これ、そもそも、

ROCKIN'ON JAPAN(雑誌)
ROCK IN JAPAN(夏フェス)
COUNTDOWN JAPAN(冬フェス)
JAPAN COUNTDOWN(テレビ番組)

と、どれも「ROCK」とか「IN」とか「JAPAN」とか「COUNTDOWN」という
おんなじ単語を使って、まぎらわしい名前を付けている方が悪い、
ということに、今さらですが、気づきました。
「今まで気づかなかったのか?」って話ですが。

たとえるなら、なんでしょう、「NANO-MUGEN FES.」が、
「ASIAN KARATE FES.」という名前だったとする。
で、みんな「アジカンフェス」って呼んじゃって、
アジカンのメンバーが、「違うって! カンフーじゃなくてカラテなの!」と、
地団太踏んでいるみたいな、そういう状態である、我々は。
ということでしょうか。

違う気がしてきた。なんだ「ASIAN KARATE FES.」って。

でも、フェスの名前って結構いいかげんだ。
フジロックだって、ほんとに「フジ」だったのは1年目だけであって、
2年目は東京湾の豊洲、3年目以降は新潟県の苗場なのに、
なんでフジ? って話だし。
我々はそのストーリーを了解しているし、もう慣れてるから
何も意識しないけど、海外のアーティストからしたら、
わけがわからないと思う。
どっちかというと、朝霧JAMの方がふさわしいですよね、
フジロックという名前には。晴れたら富士山見えるし。

そう考えると、ミュージシャンがやっているフェスは、
ちゃんとしてます。
「NANO-MUGEN」もそうだし、10‐FEETの「京都大作戦」も、
くるりの「京都音楽博覧会」も、なんでその名前なのか、という
意味や理由がしっかりしていて。
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