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    NO NUKES 2014 2日目、アジカンのスペシャル二部構成セット、終了

    NO NUKES 2014 2日目、アジカンのスペシャル二部構成セット、終了

    脱原発イベント「NO NUKES 2014」2日目はASIAN KUNG-FU GENERATIONの二部構成のライブ。

    発起人である坂本龍一、喉の負傷のため本日の出演をキャンセルせざるを得なかった難波章浩と
    それぞれメールでエールを交換したと後藤正文は明かし、
    二人の無念も背負った上での気持ちのこもった素晴らしいパフォーマンスだった。

    シモリョーをサポートキーボーディストとして迎え、トップに“新世紀のラブソング”、ラストに“今を生きて”を配した5人編成の第一部。
    転換を挟み、服も着替えたアジカンの4人による、トップに“サイレン”、ラストに“新しい世界”を配した第二部。
    アジカンを何期かに分けるとしたら、その該当時期を象徴するような曲を頭とお尻に持ってくるセットリストからも、
    このライブにかけるアジカンの思いの強さが伝わってきた。

    そしてワンマンということもあり、ゴッチはとても饒舌だった。
    第二部で再登場した際には、「さっきのバンド良かったね、ファンになっちゃった(笑)。いい事言ってたしね」と言ったりして冗談をまじえながらも、
    「教授が戻ってくるまでは僕が…頑張ります」と言い切り、喝采を浴びていた。
    そして、「自分がこうやって面倒臭いこと言わなくてもいい日がくるといい。
    何も考えずに音楽を楽しめる日がくるといい」というようなメッセージも放っていた。

    メッセージ性のとても強いオールタイムベストのような内容のライブだった。
    デビュー当初から時代と真っ向から対峙した曲でもって、戦い続けてきたアジカン。
    今の世代や時代をダイレクトに背負い、最前線に力強く立つ姿勢には本当に頭が下がる。

    結果的にアジカンの今年唯一のワンマンとなったNO NUKES 2014。
    「来年アルバム出します」とゴッチが宣言してからのアンコールは“転がる岩、君に朝が降る”だった。

    明日の最終日は、ACIDMANとBRAHMANが出演します。

    この非常に大きな意味のある3日間、『ロッキング・オン・ジャパン』12月号(10月30日発売)で特集します。(小松)
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