ビッケブランカのインタビューこぼれ話・ビッケとトータスの話

ビッケブランカのインタビューこぼれ話・ビッケとトータスの話
4月28日発売のROCKIN’ON JAPAN6月号で、ビッケブランカのインタビューをしました。
4月18日リリースのニューシングル『ウララ』の話をじっくりしてくれています。特に、歌詞というものに対するスタンスの話、「そうかあ、なるほどお」
と、とても納得させられるものがありました。要約すると「聴き手にストレートに届くものでなければならない」という話なんだけど(
詳しくはぜひインタビューを読んでいただければ)、何か、昔、トータス松本にインタビューした時、言っていたことと近いなあ、という気がしてきた。
そういえば、今は違うけど、以前ビッケブランカはウルフルズと同じ事務所だったなあ、ということも思い出して、以下のような質問をしてみたところ。

──その「歌詞はまっすぐ届かなければいけない」という考え方、トータス松本さんに近いなあと、話をうかがっていて思ったんですが。
「ああ、そういえば、トータスさんの言葉で憶えてるのが……なんかね、トータスさん、あんまりアドバイスくれなかったんですよ。
アドバイスくださいって言っても、『いや、おまえはおまえでええねん!』みたいな感じで。でも、唯一言ったのが……ポロッともらしたんですよ。『俺な、声のちっちぇえ奴は、言いたいことがないと思う』って。『なんか言いたいなら、大きい声で言わなあかんねん』って、っていうことだけを、いまだに僕、憶えてます」
──うわあ。松本さん、この雑誌のインタビューでも同じことを言ってました。23年くらい前かなあ。
「(笑)マジですか!」
──うん、「ガッツだぜ!!」よりも前。「伝えたいという気持ちが、大きな声を出させんねん」みたいな見出しを付けたのを憶えてます。
「マジですか! ずっと言ってるんですね。すごい! 僕も言われたんです、『ビッケ、大きい声でいかなあかんで!』
って。っていうことだけが、アドバイスでしたね」

以上、とてもいい話だったんだけど、誌面に入り切らなかったのでここで紹介させていただきました。誌面のインタビューもぜひご覧ください。(兵庫慎司)
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