中嶋イッキュウがミニアルバム『DEAD』で書いた歌詞は恐怖で体が震えちゃう!? ソロ作から見えた彼女の素顔に迫りました

tricotではギターボーカルとして、ジェニーハイではボーカリストとしてフロントマンを務め、ギタリストの山本幹宗とのユニット・好芻でも活動する中嶋イッキュウが、ソロとしては初となるCD作品『DEAD』を完成させた。
イッキュウは他にもファッションと音楽との優遇をテーマにしたアパレルブランド・SUSU by Ikkyu Nakajimaを運営する傍ら、アートの作品展を開催するなど、多才な才能を多方面で発揮しているので、彼女の存在をどこかで知っている人は多いのではないだろうか?

そんな感じでいろんな方面の顔を持つ人なので、実際はどんなキャラクターなのかわからないかもしれないが、ソロ活動を再開した今回のインタビューではイッキュウの人柄を深堀りした!
とにかく、やってみたいことができたらチャレンジしたそうで、あるきっかけを機に始めたソロ活動において、新曲を自分のアパレルで販売したTシャツにQRコードをプリントし、それを読み込んだ人だけが聴けるようにしたり、ワッペンほどの大きさの音楽プレイヤーを販売して、それが壊れたら曲が聴けなくなるというロシアンルーレットくらい再生を繰り返すのが怖くなる機器で届けたりしていた(笑)。

まさに面白いことがしたいエンターテイナーなイッキュウが作る楽曲だが、これまでに発表してきた曲を収めた今作『DEAD』を聴くと、とにかく嫉妬心と言っていいのか、ヤバくて怖い恋愛ソングが多い。
これについて彼女は「いろんな曲を作ってきた中からよりキモいというか(笑)、ホラーみたいなものを選びました。タイトルも『DEAD』やし、中途半端よりは行ききってるほうが作品としていいなということで。そもそもこの楽曲がナチュラルに生まれてること自体は、自分がホラー好きというか人怖好きだからですね」と笑いながら話していたが、本人はいたって真面目でケロッとしている。


このミニアルバムで怖さを感じることに関しては、「なんか『ヤバい!』って思いたいのかもしれない。自分で歌詞とかを見ても『うわあ、怖い!』みたいに思いたいし、何かしらビックリさせたい気持ちもあるので、たぶん今回はこの怖さで驚かせたかったのかも」と話す。

これだけでも、なんとなく中嶋イッキュウという人が、自分も人も楽しませたいという思いでいろいろなことに挑戦しているというのが伝わるだろう。
その他にも、なぜ今ソロ活動をするのか?という話や、参加しているバンドやユニット、tricotへの熱い気持ちをたっぷりと語ってくれているので、インタビューを読みながら『DEAD』を聴いてイッキュウの魅力をたくさん感じてみてください。(岩田知大)

【インタビュー】中嶋イッキュウが10年かけて完成させたソロ作品『DEAD』──なぜ、彼女は今ソロ活動を選ぶのか? 裸の自分を語る[PR]
tricotではギターボーカルとしてエクスペリメンタルなオルタナティブロックの一翼を担い、個性派揃いのジェニーハイでは紅一点のフロントマンとしてアイコニックな存在感を発揮。ギタリストの山本幹宗とのユニット・好芻ではドリーミーでインディポップ然とした佇まいの作品を生み出す。おまけにアパレルブラン…
ROCKIN'ON JAPAN 編集部日記の最新記事