「今日は２日目で…あれの話じゃないよ」と浜崎容子が自らぼけていた、アーバンギャルドの「ディストピア2011」＠キネマ倶楽部２days、２日目。
メジャーデビューアルバム『メンタルヘルズ』をリリースしたアーバンの、音楽的にも、世界観としても、集大成ともいうべきスケールの大きなライヴだった。フランス人形みたいな赤いドレスに旗をふりながら飾り階段を降りてきたよこたん、ベルサイユ感たっぷりでむちゃくちゃ可愛い。
天馬、浜崎のソロコーナーではそれぞれのキャラをディープに爆発させたり、
今日だけのゲストとして、ベース、キーボードが加わった7人編成だったり見所満載。ラストナンバー“ももいろクロニクル”は感動的で、また、ホッピー神山やブラボー小松、ストリングス、テルミン、女子コーラス隊など総勢17名でやったアンコール“プリント・クラブ”は圧巻だった。

12月31日のカウントダウンジャパン、これはもう、かなり楽しみ。メンバーもかなり気合いが入っていた。

終演後、セーラー服姿の女の子たちが鶯谷に闇に呑み込まれて行く姿は、まだステージが続いているような、シュールさがあった。アーバンギャルドでしか観れない不思議な光景。
(井上)