心地よい秋風が吹いてきたし、久々のZeppにはもってこいの日だな。なんて観る前は少しほんわかした気分でいたのだが、ライブ終わってブッ飛びました。これまでも記憶に残るZepp公演を何度も披露してきた彼らだけど、今日は余裕のK点越え。いつもONE OK ROCKのZeppはLOVEとHATEが入り交じる独特のシェルターのようになっていて、それがバンドとファンの妙な一体感を醸成していたのだけれど、今日は違った。

でも、ひたすら愛に溢れたピースフルな空間、というわけでは全然ないんだよな。もはや、そういう感情を飛び越えたところにある剥き出しのパワーのみ。で、行き場のないエネルギーがシェルターそのものを破壊してしまう、そんなライブだった。

もし仮に、万が一、今日の彼らを観て1ミリも心を揺さぶられなかった人がいたとしたら、ちょっとロックとはおさらばした方がいいと思う。本当に凄いわ、この4人。(徳山)