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    ジョン・ライドン最新インタヴュー

    ジョン・ライドン最新インタヴュー

    ★昨夜(英国時間1/5(火)、
    原稿の合間にBBC4のThe Culture Showで観たのがこれ=John Lydon Soecial(つまり番組を丸ごとライドン先生の最新インタヴューで構成した特番です)。

    今ならインタヴューのトレイラーも観れる(はず)。
    http://www.bbc.co.uk/programmes/b00pq94b

    ちなみにこの取材のインタヴュアーはAndrew Graham-Dixonという、
    普段は絵画etcの純アート系番組のプレゼンターをしている人で、
    質問も通常の音楽ジャーナリストのそれとは一味も二味も違うせいか、
    実にセラピューティックで興味深いインタヴューだった。

    先生が幼少のころ髄膜炎を患い、過去の記憶を全部失ってしまったことはファンならご存知だと思いますが。

    その時、両親が誰なのか?も思い出せない7歳児のライドン先生に医者が施した「ショック療法」が、

    PILの曲”Rise”の「Anger is an energy」というフレーズに繋がっている。
    というくだりなど、なんとも言葉にできない感銘を覚えてしまった。

    「両親が俺に優しい言葉をかけたりして”愛”を表す行為で記憶を思い出させようとしてもダメなのに、
    医者が俺に攻撃的な言葉を浴びせて怒らせようとすると、
    なぜか徐々に記憶が蘇ってきたんだよな、、、(苦笑)。

    だから医者は俺の両親に、
    『この子は愛で治すのではなく、”怒り”で治すようにしなさい』って助言したんだよ」。

    自分がどこの誰かも分からず、不安と混乱に駆られている7歳児に?
    酷い話、、、。
    まぁ英国人の医者って、気をつけないととんでもない藪医者に当たったりするのは確かですが。

    等々の泣けるエピソードや、先生の文学論&演劇&音楽論、更にはPIL再結成後の近況etcまで含んだウルトラ・ヘヴィ&「濃い」インタヴュー。
    見ごたえがあったな、、、。

    ★あ、Rockin'on次号のコレポン通信では、そんな話も含めPILの最新ライヴ・レポをお届けするつもりです。

    お楽しみに~。
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