いくら集中しても、すげえなあ、で終わってしまう、極論すればですが。
この圧倒的な音の強さは、まさに彼らの肉体性によるものだ。
同じ楽器を使い、同じフレージングをしても、この音には絶対にならない。
4人はひとりひとりの成長という意味での成長だけでなく、ひとつの塊としてのビルドアップをひたすらに繰り返している。
Takaは、このバンドはひとつの生命体だと語ったがまさにそのとおりで、今のONE OK
ROCKは、観客の期待とそれに応えることで溜まっていく実感を飲み込んでガンガン巨大化していくような、「成長」なんて言葉では説明がつかない膨張を続けている。
今のONE OK
ROCKなら、正直、Taka、Toru、Ryota、Tomoyaの引き締まった肉体の躍動とまさにその象徴、具現化したものとしての音の鋭いアタックを浴び続けるだけで大満足だ。
そこにさらに新作で見せた楽曲の洗練化も重なっている。
こんなバンドは本当に、ONE OK ROCKを除いて他にいない。
明日も公演があるので詳細は控えるが、とにかく凄まじいライヴであることは間違いない。