アジカン@横浜スタジアム2日目を観て感じたこと

アジカン@横浜スタジアム2日目を観て感じたこと

正しいスケールで正しい音楽が鳴らされている。
目の前で繰り広げられている光景のあまりの気持ちのよさに酔いしれていたら4時間が過ぎていた。
そんなライヴだった。

音楽の力を多くの人に知ってもらうためにはどうすればいいのか、どんな曲をどんな状況で聴いてもらうべきなのか。
それを考え、実践することがミュージシャンにとっての大義のひとつだとするなら、アジカンはその大義に誰より忠実であろうとしてきたバンドだ。
大げさに言い換えるなら、それはいかに「何かに導かれるように」曲を作り、演奏するか、ということだと思う。
今日演奏された30曲以上の楽曲はみな、この大勢のオーディエンスに、音楽を楽しむんだという気持ちととともに聴かれるために生まれてきたような、そんな正しさを感じさせてくれた。
正しい場所で正しいかたちで鳴らされているというのはそういうことだ。
音楽を真ん中に、バンドとオーディエンスが等しい間隔で音楽を挟み、音楽を介しコミュニケーションしている。
今日ほど、その関係がヴィヴィッドに感じられたことはない。
だからこそ、全編がハイライトのように感じられた。

新曲も素晴らしかった。
アジカンの次なる10年はすでに始まっている。
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