Bjorkの最新作『ヴァルニキュラ』の中から最新シングルの”lionsong”のMVが公開。
https://www.youtube.com/watch?v=MWHpoJT3qK4
すでにご存知のように『ヴァルニキュラ』は、パートナーであるマシュー・バーニーとの別れを綴ったアルバム。
この曲は、アルバムのブックレットによると別れの5ヶ月前に書かれたそうだ。
彼女はこの歌詞の中で、
彼は私のところに戻って来てくれるかもしれない。私をまた愛してくれるかもしれない。と
繰り返す彼女の揺れ動く感情が克明に刻まれた切ない歌。
だけど、まるでベトナムの帰還兵が戦争の後、私の家に着陸してしまったみたいに、
この野生のライオンは、私のイスには合わないのかもしれない、
とダメだった理由についても考えている。
そして最終的には、
結果がどちらだったしても、気にしないの。ただ真実が知りたいだけと
告白する悲痛な曲。
恐らく、彼を野生のライオンに例えているところが、この曲のタイトルの由来で、
ビョーク自身も野生動物に近いと思う瞬間が多々あるのだけど、
どちらかというと小動物的なので、同じ野生でも、彼はライオンだったんだな〜、と。
ただビョークはこの歌詞の中で、
「野生の動物を飼い馴らすつもりはないの」とも歌っている。
諦めの準備もしているのだ。
というわけで、新作は歌詞が悲痛なので、ぜひじっくりと読んでみてください。
それを非常にシンプルな言葉で綴っているところも素晴らしい。
対訳が読みたい方は、日本盤も発売になりますので。
http://www.sonymusic.co.jp/artist/bjork/info/451397