キース・リチャーズ新作を語る

キース・リチャーズ新作を語る

9月18日に23年ぶりのソロ作『クロスアイド・ハート』を発売するキース・リチャーズ。

新作についてニューヨーク誌で語っている。
http://www.vulture.com/2015/08/keith-richards-on-crosseyed-heart-.html?mid=emailshare_vulture

短いインタビューだけど以下要約。

Q:1988年のファースト・ソロ・アルバム『トーク・イズ・チープ』でも、1992年の『メイン・オフェンダー』でも、ジャケ写ではタバコを吸って、反抗的な顔をしています。『クロスアイド・ハート』では、タバコも吸ってないし、笑顔です。一体どうしたのですか?
「タバコを止めたわけじゃないんだぜ。最初の2枚のほうは、カメラマンのせいなんだよ。煙が写真に上手く映るように、1箱くらい吸わなくちゃいけなかったんだからさ。カメラマンは俺に悪影響を与えるんだ」

Q:あなたはこれまでに何百曲という曲を書き、40枚以上のアルバムを作ってきました。それだけ経験があるせいで、今、まあまあ良い曲ではなくて、偉大なる曲を書くのが難しくなっていると思いますか?
「それってさ、アーティスティックなことをしようとしている人間だったらいつだって経験することだと思うんだ。俺は自分が書いたものにいつも不満を持ってる。だから、自分が書いたものがはたして良い曲なのかって思うことあるよ。それでそういう時はどうするかというと、この新作でもそうしたんだけど、他のミュージシャンに投げかけてみるんだ。それで彼らの目を見てその反応を知る。反応が良くなかった場合は、ギターのストリングを切って、『分かった。これはナシだ』って言うんだ」

Q:ローリング・ストーンズではできないことで、ソロだからできることは何ですか?
「それはソロだからの挑戦だね。まずソロというプロジェクトの重荷を自分が背負えるのかという葛藤がある。自分の能力以上のことをやろうとしていないのか?と考える。そもそもそこまでやりたいことなのか?とかね。だけど、バンドとは違う形態で演奏しようと頑張ることや、全曲自分で歌うことについては、ものすごい喜びを感じている」

Q: ローリング・ストーンズという巨大なマシーンに疲れてしまうことはありますか?いまだにバンドで自然の成り行きで何かをやったりということはできるのですか?
「俺は何かしたいと思ったら、するほうだけど、でも言いたいことは分かるよ。俺はコネチカット州に住んでいるんだけど、今日は、街に行きたいなあ、なんて思っているだけで、気付いたらもう運転手とボディガードが待機しているという状況だからさ。俺は、夕ご飯を食べに行きたいと思っただけなのにね。そうやって常に何かが邪魔になる」

Q:新作以外で楽しみにしていることはありますか?
「俺は、新たな日を迎えられることをいつも楽しみにしている。それって幸せなことだからね。新たな日が来るとは限らないから」

わっ、このブログを、アップしようとしたら、もっと長い記事を発見(汗)。これは時間があったら。そして色々調べたら、ジャケ写と同じパターンの写真でタバコを吸っている写真もあった。

このNYタイムスの記事ではエディ・スリマンが撮影していて、タバコを吸っている。煙は映ってないけど(笑)。
http://www.nytimes.com/2015/08/30/arts/music/keith-richards-on-crosseyed-heart-its-solo-rock-n-roll-but-he-likes-it.html?_r=0

新作についての情報はこちら。
http://www.universal-music.co.jp/keith-richards
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