史上最年少でコーチェラのヘッドライナーとなったビリー・アイリシュ。４月16日にそのステージでなんとデーモン・アルバーンを迎え、彼女の”Getting Older”を共演。さらに、ゴリラズの”Feel Good Inc.”も共演した。デ・ラ ・ソウルのポスも登場した。
デーモンが登場したのは、ビリーのライブの中でも彼女の子供の頃の映像が映し出される最も感動的な場面のひとつ”Getting Older”を歌っている時。美しい共演を披露した。
歌い終わると、ビリーは感激して、「みんな静かにして！ゴリラズのデーモン・アルバーンです」と紹介。
「これって、まじであり得ないくらい超狂ってる。この人は私の人生を変えた。すごく色んな意味で何もかも。音楽のあり方も、アートのあり方も、クリエイションのあり方も完全に変えてしまった。私が生まれて初めて好きになったバンドは、６歳の時で、ザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・クイーンだった。ブラーも世界を変えたし、ゴリラズも世界を変えた。だってこの人は、ファッキング天才だから」と語り、「もう１曲やりたい？」と、「コーチェラ、”Do You Feel Good？”っと訊いてから、ゴリラズの”Feel Good Inc,”を共演した。
ビリーを称賛するアーティストは数限りなくいるけど、彼女はその割には、誰とでもライブでコラボしたりしない。なので、今回は本当に本当に特別だったと思う。それだけデーモンを尊敬しているからだと思う。
そう言われてみれば、ビリーは、数日前にインスタストーリーで、ゴリラズのTシャツを着て嬉しそうにしていた。
あれが予告だったのかと今になって気付いた。ファンの中にはそれですでに気付いていた人たちもいたみたいで噂になっていたようだ。彼女は、以前からゴリラズのTシャツをよく着ていたし、ツアー中、会場には必ずゴリラズが流れている。
また今回コラボすることになった大きなきっかけは、デーモンが、彼女の”Getting Older”をカバーしてポストしたことだと思う。
このポストを見た後に、ビリーが大興奮してインスタしていたから。
「これってこれまでで最も信じられないシュールリアルなこと。デーモン、あなたは私の全てのインスピレーションです。言葉にならない….…」
ただ、実は、デーモンは、最近ビリーがいかにずば抜けたソングライターなのかと語る時に、テイラー・スウィフトが自分で曲を書いてないのとは違って、とうっかり言ってしまった。それがアメリカでは大批判された。テイラーも、デーモンのこと大ファンだったのですごく残念とコメントし、「私の曲を好きになってくれなくてもいいけど、私の作曲を疑うなんてまじで最悪」と主張した。
テイラーと曲作りをしたことがあるアーティストは、次々にテイラーを擁護するコメントを発表した。デーモンはその後謝罪している。今回共演したことで、それがまた少しだけ蒸し返されていた。
ビリーは、この日その他、前回のコーチェラでも登場したカリードと”Loverly”で共演している。
「私がヘッドラインするべきじゃないのに」ともステージで言っていたが、「でもここにいること、そしてみんなが来てくれたことを本当に感謝している。夢が叶った瞬間」と語り、最後に、「ごめんなさい、私はビヨンセじゃなくて！ アイ・ラブ・ユー、グッドナイト」と言ってステージを去った。
ビヨンセのコーチェラには誰もかなわないとは言え、ビリーは、圧巻のライブを披露した。アメリカのどのメディアもエピックだったと絶賛している。内容は、現在行われている世界ツアーとほぼ同じだった。グラストンベリーでも史上最年少でヘッドラインを務めるので楽しみだ。
この週末見逃した人は、今週末も配信が予定されている。
ただ、前回の例を見ると必ずしもビリーがまた配信されるとは限らないので要チェック。
ビリーは配信中に映像を観ている人が買えるTシャツを売っていたり、アメリカン・エクスプレスのカードを持っている人が買えるアップサイクルのフーディなどを売っていた。
さらにビリーの香水のボトルの巨大オブジェも会場にあるようだ。
セットリストは以下の通り。
1. bury a friend
2. I Didn’t Change My Number
3. NDA
4. Therefore I Am
5. my strange addiction
6. idontwannabeyouanymore
7. lovely
8. you should see me in a crown
9. Billie Bossa Nova
10. GOLDWING
11. Halley’s Comet
12. Oxytocin
13. ilomilo
14. i love you
15. Your Power
16. OverHeated
17. bellyache
18. ocean eyes
19. Getting Older
20. Feel Good Inc.
21. when the party’s over
22. all the good girls go to hell
23. everything i wanted
24. bad guy
25. Happier Than Ever
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