ジェームス・マーフィー、アンドリューWK化
2010.01.26 18:40
LCDサウンドシステムがレコーディング中の模様を収録したビデオ・ダイアリーを作り、そのクリップ1を週末に公開した。ジェームス・マーフィーがビデオの中で話している内容は、いかにこのスタジオが素晴らしいか。朝起きてすぐにレコーディングできるのも素晴らしいし、日常の雑音から切り離されているのが最高だと。レコーディングするには、自分が完全に自由になれる環境が必要だし、そのためには安全に感じられる場所でなくてはいけなくて、ここが正にそうなのだ、と。しかしアンドリューWKみたいに全身真っ白。コーヒーをこぼさないか心配になる。前作『サウンド・オブ・シルバー』でインタビューした時は、レコーディング・スタジオを全面シルバーにしたと言っていた。色から入るのかもしれない。これはクリップ1となっているので、当然続くということだろう。今日のNYは大雨。この風景を見ているとマーフィーが力説するまでもなく、嫌味なくらい最高。http://lcdsoundsystem.com/clip1/
また、ジェームス・マーフィーがサントラを担当した、ノア・バームバック監督の最新作”GREENBERG"の予告編がすでに劇場で上映中。これを観る限りでは、主人公のグリーンバーグ(ベン・スティーラー)は、いい年になって職を失う。が、特にこれからどうしたいという意志もなく、しかし、恋人ができたことで、生き甲斐を再び見付けるのかも、というオフビート・コメディ。と書くとありきたりだけど、この主人公のダメっぷりが普通じゃないのと、いつも濃厚なコメディを披露するスティーラーが久しぶりにインディにはまっているところも新鮮。古き良きスティーラー、『リアリティ・バイツ』を彷彿とさせる感じ。バームバックもマーフィーもNY在住だけど、この作品はLAが舞台というのもちょっと興味深い。http://www.youtube.com/watch?v=WSY4P1tdgf0&feature=player_embedded
ニュース欄などで報じられているように、LCDサウンドシステムはこれが最後のアルバム/ツアーか?という噂も。すでにコーチェラを含むヨーロッパ・ツアーの日程がいくつか発表されている。もちろんもっとツアー日程は発表するので心配するな、と付け足して。ツアーと言えば、07年にアーケード・ファイアと彼らがツアーした時のスクリーンの映像がすごくかっこ良かった。ライブ映像をその場でコピペしている感じの。あれは誰がやったんだろうと気になって調べたけど、わからなかった。いまだに気になっている。