ディカプやっぱり脱がされていた@ローリング・ストーン

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ローリング・ストーン誌は最近チャンスさえあれば誰でも上半身裸、みたいな表紙ばかりだったのですが、久しぶりにレオナルド・ディカプリオが表紙で脱いでなくて良かった、と思った矢先、中面を見たら、やっぱり脱がされていました……。がーん。しかし、どういうわけか(笑)、腹筋は見せていなくて、腹這い。もう1枚の写真はシャツのボタンを大きく開けているけど、お腹を見せたりはしていなかった。たぶん、『トワライト』軍団に勝てないと思ったのか。なんかむにむにしているし。
http://www.rollingstone.com/

どんなにヒップスターがガリガリで抵抗しても、この腹筋文化、今のアメリカのメインストリーム・カルチャーではギャグのように隆盛。もちろん昔からですが、ここ1、2年特にすごい/酷い。

その最たる例が、『トワライト』なわけですが、それだけじゃなくて、人気TV番組の『トゥルー・ブラッド』もほとんどパロディか?ってくらい男の俳優は常に上半身裸。さらに、一番笑うのが、MTVの超人気リアリティTV”ジャージー・ショア”という番組に出演しているキャスト。人生で一番大事なのは、「女の子と遊ぶことと腹筋を鍛えること」、と言い切っているのです。が、そんな彼らのこの番組が記録的な視聴率を獲得中。これから始まる第2シーズンでは、ジムとバーにしかいかないこの一般人達がなんと1エピソードに付き出演料約100万円ずつもらえるという事態に!!!(笑)。第3シーズンでは300万円になるという噂まで……。

最初はあまりに酷い内容で、スポンサーが降りたりしたのに、どういうわけかジャンクフードのようにみんな慣れちゃったのか、終ってみたら超人気に。ジャージー出身のマイ・ケミカル・ロマンス、ジェラルドですら、「最初大嫌いだったのに、なんか憎めなくなった」、と言っていたくらい(笑)。でも確かに、昔からあるマッチョイズムともちょっと違うんですよね。イズムですらなくて、とにかく薄すぎ。不景気だからですかね?わかりません……。

個人的には一刻も早く終って欲しい流行ですが。そういえば、『スラムドッグ$ミリオネア』の監督ダニー・ボイルも、今のハリウッドのこの筋肉文化が大嫌いで、「絶対に鍛えてる俳優だけは使いたくなかった」と語っていました。それでもあんなにオスカー獲ったわけだから、筋肉が問題じゃないのだ!
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