森は生きている、セカンドアルバムがもつ「ポップさ」について

森は生きている、セカンドアルバムがもつ「ポップさ」について

11月19日にリリースされた、森は生きているの新作『グッド・ナイト』。
これを聴くとファーストアルバムは言ってみればひとつのプロトタイプだったのだなとすら思う。

3つのパートからなる17分ほどの組曲”煙夜の夢”がアルバムの中心にあるわけだけれど、その冒険的というか、実験的というか、「今どき」とは真逆をいく方法論のディープさは、このアルバムのひとつの側面でしかない。


『グッド・ナイト』はもっと豊かで、もっと広くて、そしてポップな作品だ。なぜポップなのかといえば、そこには明らかに、彼らの生々しい感覚を伝えようという外向きのベクトルがあるから。前作もそうだったけど、このバンドに対して「若くて、博識で、趣味的で純音楽的」という認識は間違っていると僕は思う。間違っているというか、それだけじゃ説明つかないことが多すぎる。

11月29日発売のJAPANで、岡田拓郎と増村和彦へのインタヴューを掲載。
なぜか最終的に夢野久作『ドグラ・マグラ』の話になりました。
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