the chef cooks me、三原色の真ん中で音楽の純粋を鳴らす
2015.02.02 14:40
2015/2/4にEP『RGBとその真ん中』をリリースするthe chef cooks me。
現在発売中のJAPAN3月号に登場中です。インタヴューしました。
↑この“PAINT IT BLUE”はライヴでもすでにアンセム化しているスケールの大きなロックチューンだが、EPに入っている4曲はどれもそれぞれの色に輝いている。グルーヴィーでウォーミーでソウルな3曲目“エメラルド”とかかなりツボです。たまらん。
傑作アルバム『回転体』とそのツアーを経て、シモリョーはじめメンバーの中では一度「やりきった」という感覚が生まれたらしい。だからこそその先に行くには新たなモチベーションと必然が必要だった。そして結果的に、この『RGBとその真ん中』の曲たちは、シェフというバンドの本質を正確に描き出すものとなった。
その本質とはなにかといえば、当たり前のような話だけど「音楽」が中心にあるということ。RGBというのは赤・緑・青の光の三原色で、その真ん中というのは、3色の光を重ねあわせて生まれる「白」のことだ。まっさらな場所で新たに紡がれる音楽は、どこまでもピュアで、どこまでも誠実で、どこまでも美しい。音色から録り方まで、徹底的にこだわりぬいた珠玉の1作。ものすごく濃いし、聴きどころしかない。