尾崎世界観に取材! クリープハイプ、「苦悩の夏」を越えて

尾崎世界観に取材! クリープハイプ、「苦悩の夏」を越えて
尾崎世界観は今、悩んでいるし、焦っている。
それはある意味でずーっとそうだったんだけど、この夏2年ぶりに夏フェスに出まくって、しかも初めてメインステージに立つという経験をいくつもする中で、いま向き合っているテーマと問題意識がものすごくクリアになってきたのだろう。それがとてつもなく重要でシリアスなテーマだからこそ、いま尾崎が向き合っている苦悩はとても根深い。

僕は、尾崎が悩んでいることは知っていたけど、気持ちのどこかでは「今までも悩んだり不安になったりしながらどうにか進んできたじゃん」と思っていた。でも今日、彼の話をじっくり聞いて、そうじゃないんだと気付かされた。

クリープハイプにとって今は、自分たちの手で未来を作れるかどうかの瀬戸際なのだ。クリープハイプとして、ひとりのソングライターとして、ここから先にどう進むのか、尾崎はそれを死ぬほど考えている。

その答えは、もちろんそう簡単に出てくるものではない。でも、僕は尾崎の中にはすでにひとつの答えがあるはずだと思っている。なぜなら、新しいシングル『リバーシブルー』は、その答えのありかを指し示すような曲でできているからだ。

すごく無責任で勝手なことをいうけど、このシングルができたなら、これからのクリープハイプは大丈夫だと思う。インタヴュー、長い時間をかけていろいろなことを語り合ったけど、最後にはちゃんと光までたどりつけたような気がする。尾崎、付き合ってくれてありがとう。

9月30日発売のJAPANに掲載です。ぜひ読んでください。
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