BRADBERRY ORCHESTRA

BRADBERRY ORCHESTRA

COUNTDOWN JAPAN、12月30日のASTRO ARENAに出演するBRADBERRY ORCHESTRA。

山崎のブログにもあるが、もともとは小林武史と大沢伸一のユニットだったこのプロジェクトが、今年ついに「バンド」として動き出した。どんなバンドか、を一言で説明するのはとてもむずかしい。楽曲ごとに色と形が変わっていく、アメーバのような生態をもった部分と、5ピースのアンサンブルでがっちりとグルーヴを生み出す部分が、交じり合うように同居しているバンドだからだ。

一度だけ観たライヴで、僕が受けた印象はそういうものだった。もちろんダンス・ビートが基調になってはいるのだけれど、そのビートが肉体の鼓動のように聞こえる瞬間が何度もある。というか、デジタルかアナログか、エレクトロニックかロックか、という境界を、力業で壊すのではなく、しなやかな知性と演奏力によって「融かし」、最後には肉体に還元していく。そんなライヴだった。ドラムは屋敷豪太、ギターは田中義人、そしてヴォーカルにダイアナを加えた凄腕の集まりなので、いいものであるのはある意味想定内だったが、ここまでヴィヴィッドに「今」の空気をトレースするものになっていることは、衝撃以外の何ものでもなかった。

現在発売中のJAPANにライヴレビュー掲載しています。CDJに行く人、どこかひとつでも引っかかるものがあるなら、観ておくことをおすすめします。
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