flumpoolのZepp限定ツアー、東京公演を観た

flumpoolのZepp限定ツアー、東京公演を観た

5都市のZeppを廻るflumpoolのツアー「R→LOOF PLAN ~大人の屋根裏計画~」4公演目。「ここまでの曲、全部知らなかったよって人〜?」と阪井がオーディエンスに挙手を呼びかけるほど、レア曲多発のセットリストは確かに「特別感」満載だったが、それらを演奏するバンド側にはいい意味で「特別感」がなかったようにも思えた。

というのも、結果的に今のバンドのモードを強く打ち出すライヴになっていたからだ。「自分はこういう人間で、他の人は他の人」というプラスの意味での開き直りが、バンドを前進させるエネルギーを生み出し、同時に、聴き手を全肯定する懐の大きさにも繋がる——という今のflumpoolのモード。ライヴ定番曲にしろ、イントロで歓声が上がるほどのレア曲にしろ、初期の作品に収録されている曲にしろ、このツアーで初披露の新曲にしろ、それは同じだった。こういうセットリストだからこそ、それが浮き彫りになった。

終演後に挨拶に行ったときに山村は、「思ったまま書いてください」と言っていた。その言葉は、今のflumpoolが想いの強さで闘っているバンドだということを身を以って自覚している証だ。音楽に想いを落とし込む、目の前のオーディエンスと目を合わせて感情を分かち合うバンドだからこそ描けるかけがえのない景色が、今日のZepp DiverCityにも確かに広がっていた。詳細は後日アップのライヴレポートにて。(蜂須賀ちなみ)
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