め組レコ発当日、泣き笑いの3マンを観た

め組レコ発当日、泣き笑いの3マンを観た

「め組の初売り」と銘打たれた自主企画に、エモーショナルな音とメッセージの伝道師たちも参戦。内省的な自分との格闘を描き出すSuck a Stew Dryは、追い詰められた心がコミカルに跳ね踊るような新曲も届けてくる。一方で、忘れらんねえよは丸裸の言葉がそのまま珠玉のメロディと化し、オーディエンスのハートを鷲掴みにしてみせた。

そして今宵の主役、ダブルタイトルにしてワンコインの初シングル『500マイルメートル/マイ・パルプフィクション』をリリースしため組である。悲哀のエネルギーが、まだ踏み込むか、というぐらいのめくるめくグッドメロディに変換されるさまが凄まじい。

そんな菅原の狂気スレスレポップと渡り合う、富山のギターや出嶋の鍵盤の奔放な暴れっぷりもヤバい。さよ今の曲はほとんど別物だし、レコ発なのに力の入った未発表曲をガンガン投下する前のめりっぷりは最高だった。自主企画の続編は4/30・TSUTAYA O-nest。ぜひチェックを。(小池宏和)
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする